製品設計座談会

私がフコクに興味を持った理由は、独立系の部品メーカーであることです。入社後いろいろな企業の部品を設計できて面白そうだと感じましたし、企業の安定性の面でも魅力的でした。
材料を自社開発している点もめずらしいと思っていました。実際に働いている中で、製品に使用されるゴム材料について開発部門である中央研究所に質問や相談をすることができ、今ではこれがフコクの技術力に繋がっていると感じています。

私はもともと自動車好きで、大学では自動車部に所属しておりました。大学の先輩から、カーメーカーよりも自動車部品メーカーの方が実際に「CADやCAE等を用いた製品設計」の業務を行う機会が多いと聞いていたため、就職活動では自動車部品メーカーを志望していました。
フコクでは、実際に図面を書いたり解析に携わったりできるため、そのような仕事を希望する方にはお勧めです！
現在は、自身が入社当時に一番興味を持っていた「自動車エンジンに関わる設計業務」に携わることができており、入社して良かったと感じています。

私は大学では機械系を専攻していましたので、3DCADの操作や図面の読み書き等、学生時代に身に付けたスキルは業務でも非常に役に立っています。
一方で、業務ではじめて学ぶ知識やスキルも多く、配属後にOJTで覚えていきました。例えば、解析ソフトは配属後に先輩に一から教えてもらい、使いこなせるようになりました。

私は、化学を専攻していました。製品を設計していく上で、素材の部分は専攻の知識が活かせています。
機械的な所は入社当初は何もわからなかったため、上司・先輩から指導いただき図面の書き方からひとつずつ覚えていきました。基礎から学びたいと思ったことについては、会社の通信教育で勉強して身に付けました。
仕事の内容については、最初は先輩につきながら仕事の進め方、製品の理解を深めた後に、お客様の担当を割り振られ先輩・上司のサポートを受けながら対応して覚えていきました。

新規製品の金具の設計を担当した時は嬉しかったです。
前例がない形状であったため、加工メーカーの方と何度も打ち合わせし、形状を決めていきました。加工された金具を初めて手に取った時、自分が設計したものが形になっていることに感動しました。
「自身が設計した製品が形になり、どこかで活躍する」というのは入社時の私の目標の一つでした。小さな製品ではありましたが、予想以上に早く達成できました。フコクは若手にも機会をもらえる会社だと実感しました。

私の場合、実際に自身が設計したり関わったりした製品が量産化され、自動車に載って、街中を走っているのを見かける時に満足感があります。
また、日々の業務でも設計や解析を経て実際に意図した通りの性能が出たときには、達成感を感じています。

限られた開発期間の中で、コスト・品質の目標値を達成しないといけないところです。
製品開発はいろいろな部署が連携を取りながら進めるため、チームワークが大切です。その中で設計は、部署ごとの意見や制約を取りまとめ、製品に落とし込み形にしていきます。そのため、それぞれの部署の考え方・業務の進め方を理解すること、また、日頃から関係部署と業務・雑談含めてコミュニケーションを取りいつでも意見交換のしやすい関係を作ること、を心掛けています。
そうすることで、急な仕様変更など短納期での対応が求められる場面でも、円滑に進めることができます。

お客様から求められる納期に関することで、私の場合は開発が行き詰ってしまった時に苦労を感じます。
そんな時は一旦落ち着いて現状の整理を行い、今の設計が『なぜ・どのように』なっているかをもう一度考える様にしています。また、先輩や同僚と問題についてじっくり話し合い、新しいアイデアを得た上で次の検討を行うようにしています。
回り道に思えても、一度しっかりと現状の整理をして進め方を考えると良いアイデアや結果が得らえると思います。

納期の関係でどうしても残業が続くこともありますね。忙しいとき程、視野が狭くなりやすいので、私の場合もやはり、一息入れて一歩引いてみる事と、適度に周りに相談し助けを求めることを心掛けています。

私が所属する部署は設計7名、試作2名からなり、私は一番年下です。先輩方は皆さん気さくで面白く、冗談を言い合える雰囲気です。
また、営業、購買、中央研究所、生産技術など様々な部署とやり取りをしますが、どの部署も協力的だと感じます。忙しい時などは別ですが（笑）。営業や、生産技術、製造は同じ工場内で働いているため、直接質問や相談しに行くことも多いです。

私も、職場はかなり風通しが良いと思います。私の所属する部署は、マネージャー以下8名で、世代は様々ですが、相談したいことがあれば上司、同僚、誰でも相談に乗って貰えますし、私も（年次は最も若いですが）相談を受けることがよくあります。
職場以外でも、同好会では社内の様々な部署、年齢層の方々と活動しております。私はレーシングカートのクラブに所属しており、毎年本庄サーキットで開催される6時間耐久レースに出場しています。
また、最近は社内でゴルフが流行っており、私も昨年から始めました。休日に先輩社員と練習に行ったり、時々コースを回ったりしています。私のように交流したい人には機会がありますが、かといって無理に誘われるようなこともなく、人それぞれといった雰囲気がフコクの良い所だと感じています。

設計として他の製品に携わりたいという思いもあれば、担当製品をより良く知っていくために生産技術など立場を変えて関わりたいという思いもあります。
今後のキャリアについては、上司と話し合いどういった道があるのか相談していきたいと思っています。当面の目標は、樹脂ブーツに関しては誰にも負けない知識と技術力を身に着け、樹脂ブーツのプロフェッショナルとして他社に負けない製品を世に送り出すことです。

私は入社当初から、専門知識を武器に技術を極めるスペシャリストを目指してきました。新たな技術を形にして世に出すことが出来ればと考えています。
その為、専門知識のアップグレードに日々取り組んでいます。

私は、設計になる前は中央研究所でゴム材料開発を担当しておりました。材料開発では、様々なゴム材料の特性を理解し、新しいゴム配合を考えるのに、学生時代に学んだ有機化学の知識が役に立っていました。
現在、設計として、お客様の要求する製品機能を達成する為にどんな材料を使えばいいか、この材料はこういう弱点を持っている等、中央研究所で学んだ知識が大いに役に立っています。設備や金型・製品知識など、設計になってから学んだ知識も多いですが、自分の得意分野を早くから作れると新しい挑戦をするときの力になると思います。
今後は、より幅広い経験を積み、オールマイティに活躍できる様になりたいと考えています。フコクは部門間ローテーションにも積極的なので、現在の仕事の中から新しい経験や知識を身に着け、チャンスがあるときには新しい部署での仕事も積極的に挑戦していきたいと考えています。

近年の情勢変化の影響は大きく、フコクも例にもれず職場環境やお客様の要望等様々な変化が起きています。
このような状況の中で、フコクは既存分野を固めつつ新たな領域にチャレンジしています。ぜひともフコクで御自身の価値に挑戦し、より一層高めて頂ければと思います！

フコクでは材料の設計から製品の出荷まで社内で一貫して行える事や、ワイパーブレード以外にも様々な製品が有る事から、色々な専攻の知識が活かしやすい会社だと思います。また、ものづくりの会社なので実際に自分が担当した製品が形になり市場に出る時など、大きなやりがいを感じる事が出来ます。
規模感もちょうどいいので様々な経験ができ、海外での仕事にも挑戦できる為、製造業に興味がある人は是非フコクを候補の一つとして考えてみてください。

フコクは、やる気をもって取り組む人は、多くの活躍する機会をもらえ成長できる会社です。最初は小さいことから成長に合わせて新しい挑戦を行い、問題に行き当たったら、会社の仲間からサポートを貰って乗り越えていく、また、問題に行き当たっている人がいたらサポートして共に成長・より良い製品を作っていける、そんな環境であると思います。
就職活動は、自分は何ができて・何がやりたいのか、そして何になりたいのか、それまでの人生で最も自身と向き合っって見つめ直す機会でした。皆さんも、自分自身を見つめなおした中で、フコクに魅力を感じ、縁あってここで働くことになりましら、共にいい製品を作りましょう！